紹興酒にはいろいろな種類があり、大陸紹興酒、台湾紹興酒、国産老酒などなど、数多くの銘柄があります。紹興酒も本来は浙江省・紹興市で造られたものだけが「紹興酒」とされています。台湾紹興酒は第二次世界大戦後、台湾に逃れた浙江省寧波出身の蒋介石が、故郷の味を再現させようと生産させたお酒。気候や風土が違うため、台湾紹興酒は酸味の強い、サッパリとした辛めの味わいが特徴です。台湾紹興酒にお砂糖や氷砂糖を入れて飲む方々がいるのは、この味わいのためなのです。これに比較して本場、大陸の紹興酒は、濃厚なコクの中にうま味があるので、砂糖などを加えることなくそのままでおいしくいただけます。
|